宇宙の謎に迫る「重力波天文学」が幕を開けた

   

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アインシュタインが一般相対性理論をもとに1916年に予言した重力波を、米大学などのグループが初めて観測し、大きな話題になりました。

観測装置を改造して性能を引き上げた直後の世紀の大発見で、真っ暗なため光などでは直接見られないブラックホールを調べことができる

「重力波天文学」

が幕開けを迎えるという、歴史的な転換点になったと言われています。

米グループの重力波望遠鏡は「LIGO(ライゴ)」と言うそうですが、この重力波観測でさらに驚異的な現象まで観測されたということです。

それは、2つのブラックホールが合体したという、これも滅多に見られない現象らしく、直接観測できたのはもちろん世界初です。

このようにいくつもの偶然が積み重なって生み出された結果だということに感動さえ覚えました。

日本にも「KAGRA(カグラ)」という重力波望遠鏡が既に建設されていて、2年後ぐらいにはLIGOと同等の性能で本格観測を始める予定だそうです。

欧州でもイタリアに「VIRGO(バーゴ)]という重力波望遠鏡があり、こちらは間もなく稼働を開始する見通しらしく、日米欧が連携して重力波を観測する体制が整いつつあります。

重力波天文学で何が分かるかというと、宇宙誕生の謎を解明できるのではないかということです。

宇宙は138億年前にビッグバンが起こって誕生したと言われていますが、宇宙誕生後38万年間は光が周囲のプラズマに邪魔されて直進できない状態が続いたため、光を使った観測は不可能とされています。

しかしビッグバンの前の急膨張の際に初期の宇宙の痕跡を示す原始重力波が出たとみられ、現在も宇宙空間に漂っているとのことで、これが観測できれば宇宙の謎に近づけるはずだということなのです。

こういうことを考えていると、ワクワクしてきます。

男性 50代
愛知県
宇宙の謎に迫る「重力波天文学」が幕を開けた

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