介護の負担は誰がしたらよいか

      2016/03/07

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最近、高齢者介護に関連するニュースがあった。
先日は、川崎の老人ホームで高齢者が建物から落下して死亡したのは、
介護士が高齢者3名を投げ飛ばし殺害していたことが判明した。
また、認知症の老人が目を離したすきに家を出て電車の線路内に立ち入り事故を引き起こした。
その介護の引監督責任、損害賠償の所在は家族には無しという最高裁で逆転判決が出た。

私は幸い、まだ介護の経験がないので実感ができないが、
認知症老人の家での介護は、介護者が心身ともに疲れ果てるほど過酷だろう。
毎日の食事、排泄の世話等、まるで成長しない老いて死ぬだけの赤子がいるようなものだ。
介護に疲れた結果、悲しい結末となった事件も多い。

さて、認知症の事故に対して責任無しという判決は、果たして「温かい判決」だっただろうか。
では認知症で精神に異常をきたしている人が何等かの事故を引き起こしたら責任は誰がとるのか。
今回は、電車の遅延で済んだが、仮に電車が脱線してその事故に巻き込まれ被害を被る人が発生したら、
もし認知症患者自身の妄想で他人に危害が発生したらどうか。
その責任は家族にはないと言われても被害者側は納得できないだろう。

新聞の社説等では社会で見守る体制をとあるが、それではもう厳しいのではないだろうか。
もし認知症患者の行動により他へ危害が及ぶ可能性がある場合は、何らかの行動制限が必要だろう。
もちろん、認知症の方の人としての尊厳は守られなければならないが、
社会での正常な行動ができなければ、認知症の方と一般人の安全を守るためには拘束が必要ではないか。

そもそも高齢者の介護は、家族でも施設でもこのままではもう限界ではないだろうか。
家庭では家族が、施設では薄給で重労働の介護士がストレスを抱えて事件を起こしている。
海外では、食事ができなくなったら必要以上の治療をやめると聞いたことがある。
安楽死とは言わないが、体中を管でつなぎ、胃に穴をあけてまで栄養を補給する、
過度な延命治療も見直した方がいいのではないか。

長生きすることは本当に幸せなんだろうか、最近わからなくなってきた。

女性 40代
東京都
介護の負担は誰がしたらよいか

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