同一労働同一賃金なんて実現できるのか

   

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安倍総理大臣は、働き方改革、「同一労働同一賃金」の導入に向けて全力で取り組むそうだ。

しかし、まだ検討会の開始の指示程度で具体的な対策が見えない。

そもそも、今の日本の雇用慣行で「同一労働同一賃金」なんて可能なんだろうか。

「非正規社員の待遇を改善」して社員と「同一の労働同一賃金」なんて無理な話ではないか。

例えば、非正規社員の賃金を正社員に合わせるとする。

非正規社員は派遣元から正規社員と同額の賃金をもらえるように派遣元が単価を上げるよう交渉してくれるだろうか。

有給休暇を認めるよう交渉してくれるのだろうか。

おそらくそんなことはしないだろう。
だったらもっと安い単価で人を出してくれる所に変えますという話になるだろう。

それでは、正社員の賃金を非正規社員に合わせるとする。

それは、これまでの正社員としての雇用慣行は捨てて全社員を契約、非正規化することだろう。

実際海外での雇用形態はそれに近い。新卒一括採用し、研修し、終身雇用と引き換えに会社に忠誠を誓わせる。

この慣行を根本から変える必要がある。また働いても非正規の社員と同額の賃金しかもらえなければ正社員はやる気をなくすだろう。

崩壊した社会主義国家のように。

現在の仕事内容自体は全く同じでも、非正規社員と正社員はその責任には当然差がある。

正社員にはその会社に新卒で雇用されて研修を受け将来は幹部として働くことを期待される。

非正規は正社員だけでは人手が足りない、あるいは仕事がなくなれば契約は終了されて雇用は終了する。

その分会社に対する責任はなく残業も無理にしなくていいことが多い。

差はあって当然だ、しかし現在は非正規社員が4割を占めるようになった。

政府としても、非正規が増加し貧困層が増大している状況をついに無視できなくなったのだろう。

現実的に実現可能な非正規、低所得層への社会保障策を検討し、提示してほしいものだ。

女性 40代
東京都
同一労働同一賃金なんて実現できるのか

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