認知症男性の家族に賠償責任認めずの判決

   

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2007年に認知症の男性が徘徊中に電車にはねられ死亡した事件で、JR東海がその家族に損害賠償を求めた裁判の判決が今日最高裁で言い渡されました。

結果は家族に賠償責任を認めないという判決でした。

この裁判は注目を集めていました。

我が家も義母が認知症となり、今は施設で暮らしていますが、数年前までは自宅におりました。

義母の介護は義父が頑張ってみておりましたが、その介護は義父の心をも壊しかねないものでした。

介護する家族は毎日自分の時間を犠牲にして、認知症の家族の介護におわれます。

頑張っても認知症の本人からは「ありがとう」や「あなたがいるから生きていける」といったような言葉を聞くことはなかなかできません。

義父はストレスがたまり、認知症の義母をよく怒鳴りつけておりました。

介護されほうも介護するほうも精神的にとても大変なのが認知症なのです。

その家族に少しの時間のうたた寝も許さない、うたた寝した間に起きた事故はその家族に監督責任があると言うことになれば、認知症の家族を持つ家庭はストレスとの戦いになることでしょう。

ますます認知症患者への締め付けは厳しくなり、家庭だけではなく、デイサービスや施設の現場などでも認知症患者への監視は厳しくなり、緊張することとなったことでしょう。

しかし今日の判決で認知症の家族を持つ家庭にも、普通の生活を送ることができ、患者を24時間監視し続けなければならないという心の緊張を少しは和らげることができたのではないでしょうか。

今日の判決を認知症患者を持つ多くの家族が指示していると思います。

介護を続ける家族には多くの悩みがあります。

介護する家族は自分自身の時間を持つこともできず、いつも気持ちにゆとりがない人たちがどれほど多くいることでしょう。

認知症患者を家族だけでなく、社会でささえ、認知症患者の家族も一人の人間として有意義な時間を持ち、人生を楽しむことが出来るようになることを心から望みます。

女性 50代
愛知県
認知症男性の家族に賠償責任認めずの判決

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