タンス預金用の「金庫」って本当に必要なの?

   

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タンス預金用の「金庫」が在庫切れになって売れているようですが、このように消費者は報道の本質をとらえる前にもしかしたら誤った考えのもとに行動をしてしまうことが往々にあると思います。

今回の「金庫」が売れまくっているという事象ですが、購入した人の考えが決して間違ったということではないのですが、はたして本当に「金庫」が必要だったのか疑問にも感じます。

「金庫」が売れている要因に2つの事象が挙げられていますが、1つは「マイナンバー導入による個人資産の情報を捕捉されたくない」と言う理由で、もう一つが「日銀当座預金金利のマイナス金利導入」であります。

はたして、この2つの事象について報道では騒いでいますがどのぐらいの人が本質をとらえているのか疑問であります。

よく訳が分からないまま、ただ共通の個人番号が付与されてしまうため国で個人の資産が一括管理されてしまうと言う不安が先だっているだけであるとか、日銀が金利をマイナスにするのだから金融機関も預金の金利をマイナスにするのではないかと言う憶測だけが先行しているのではないでしょうか。

これは報道の責任もあると思いますが、消費者である我々もちゃんとした本質をとらえないまま行動してしまうことが往々にしてありその結果このような事象になるのではないかと思います。

マイナンバーについては、国で個人資産をすべて把握するためには金融機関とのネットワーク網を構築しなければならなく、それはとても容易なことではありません。

もし、そうなった場合は金融機関側からの情報が発信されるでしょうし、その情報がでてから対応しても遅くはありません。

いきなり明日から国に情報を開示しまうということにはならないでしょうから、十分に猶予期間はあると思います。

また、現在も資産が多い人が亡くなった場合は個別に国で金融機関に税務調査と言う名目で情報を開示請求することもあります。

資産の調査と言うのはマイナンバーが出来たから始まったことではなく、昔からされていることなのです。

また、資産状況が国に知られて困るのはごくわずかな富裕層だけであって、一般的には国に知られたとしても特に影響は出ないはずです。

そして、日銀のマイナス金利ですが、金融機関が預金をマイナスにするのと意味が全然違う話になります。

金融機関にとって預金と言うのはお金を調達することで、要は商品を仕入れる行為と同じです。

商品を仕入れるのに手数料をもらって仕入れをすると言うことは通常の流通から考えるとあまり考えにくい事です。

そしてなによりも消費者から見ての預金と言うのは、金融機関から見てはお金を借りていることになっているのです。

お金を借りるのに手数料をもらってお金を借りるなんて言うのは通常あり得ないことで、このことからもマイナス金利で消費者が金利を払うなんてことは考えにくいです。

このようなことを考えると、いくら金庫にお金を入れているからと言っても誰もが自宅に大金を置いておくことの方が危険なことになります。

泥棒はどこの家に入ってもお金を手に入れられるわけですから何も考えず手あたり次第に空き巣に入ってしまえば大金を手にすることが可能になります。

金庫なんていうものは泥棒にとって何の意味もなしません。

逆に金庫に入れていない方が安心です。

金庫をある場所さえ探してしまえばあとはそこからお金を持っていくだけですので、金庫を開ける技術なんてものは泥棒にしてしまえばお手のものです。

いくら重い金庫を買っても意味をなさず、ここにお金があるよと言っているだけだと思います。

いつも思うのですが、報道ではデメリットばかりをクローズアップしすぎて消費者の不安を仰ぎたてているだけではないのかなとつくづく思います。

男性 40代
山形県
タンス預金用の「金庫」って本当に必要なの?

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